2011/11/26
旅と写真と
ときどき、観光ではなくて、ただ散策するだけの旅行をすることがあります。
週末に夜行バスや寝台特急に乗って、次の日の早朝から散歩をするのです。
おみやげ屋も開いていません、観光スポットにも人はいません。
ご近所の方が犬を散歩に連れていたり、ラジオを聞きながらのウォーキングをしていたり。
非日常を楽しむために「いつもの日常」のなかにぽつんと置かれることが、何より楽しみです。
そんななかで写真を撮ると、観光地の珍しさや綺麗さを、引き算しやすくなると思うのです。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
2011/11/23
ただそれだけの時間
羽田空港のターミナルにて。
他人から見ればなんでもないことかもしれませんが、個人的な心の琴線に触れることもあります。
それは人によって感じ方はまちまちなので、伝える手段としての写真はいつも楽しいと感じます。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
窓から見ること
今は自分で足を運ばなくとも、世界中のことを見聞きすることが出来ます。
新聞を見れば今の話題を知ることができて、
テレビを見れば世の中の珍しいことを紹介しています。
本を見れば物語の世界を旅することができて、
写真を見れば遠くの景色を見ることができます。
けれども、それは、他人の人生。
今日の写真はどうでしょうか?
「船は音もなく静かに進む」とキャプションをつけたら、きっと穏やかな波の音を感じたことと思います。エンジンの轟音と振動は感じないでしょう。
この世界を形作るのは、情報を取捨選択して編集する自分しかいないのだと思っています。
どこにどのようなフォーカスを当てるかによって、見たい世の中(と思うもの)が変わっていくのです。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
気付けばもう
気づけば月末。そして季節は秋。
振り返ると過ごした過去が見えてきます。
今日の写真は、確か、柴又公園の土手だったような。。。
海辺や広場などの背景へ写り込むものが少ない場所へ、無意識のうちに足を運んでいるなと、
振り返るとそんな傾向にある気がします。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
2011/11/20
その時は一瞬しかない
新宿三丁目のホームにて一瞬のできごと。
情熱的と思うか、微笑ましいと思うか、けしからんと思うか、人によって色々だけど、
撮るときにそんなジャッジメントをしていると、シャッターボタンが押せなくなってしまいます。
普段からどんなことを想っているのか、どんな景色や形を心地よいと感じているかをハッキリしておくと、
向こうから希望のシーンが飛び込んできたとき、迷うことなく掴み取ることができます。
いつでも、望んだ通りのものを、手にすることができるのです。
Leica M3 summicron 5cm/f2
しても、していなくても、そのままでいい
「何をしても、どんなふうになっても、あなたはあなたのままでいい。」
そんな母親のような愛を、赤の他人に対して示すことができたなら、
お互いを許し合うことができるのに。
Leica M3 + Summicron 5cm/f2
何もない日々
毎日を忙しく生活して、一日一日を充実したものにしようとすればするほど、心は亡くなっていくような気がして、
ときどき、何もないところへ行って、何もしないでただただ其処にいるだけにしています。
Leica M3 + Summicron 5cm
ハグするカップル
抱き合うカップルは、難しいです。
それだけで絵になりそうなのに、写真に撮ってみると、あんまり面白くないのです。
ある写真家は「ネコはマイナス30点」「外国はマイナス100点」と言います。
「それだけで絵になる被写体」を撮って、写真を'作品'にするには、より厳しい基準で見る必要があるのです。
ひこうき
普段は被写界深度を深くして撮影しています。
ピントもだいたいでOK、レンズの良し悪しも変わりません。
あまりピント合わせに気を使わない代わりに、背景には気を配るようにしている気がします。
Leica IIIf + Induster-22
渋谷
やっとしっとりとした天気になってきました。
気温が下がって、過ごしやすくなると良いですね。
渋谷の交差点あたりはストリートスナップを撮る人がいつも多いです。
昼間はファインダーを見ずにシャッターを切る人が出てきて、雨の日の夜は大口径レンズを持ち歩く人が出てきます。
私はどうかというと、渋谷で撮るのはあまり得意ではないです。
"おもしろい"人はいっぱいいても、被写体と写真の善し悪しは別かなと感じさせる場所です。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
休日公園
横浜にある海辺の公園です。
丘のように高低差のある芝生や水辺に降りる階段など、人がゆっくりくつろげるような場所がたくさんあって、写真を撮るにも欠かない場所です。
良い環境に良い感じに人が訪れれば、良い感じに写真が撮れるわけです。
Leica M3 + Summicron 5cm/f2
道辿る。
写真の善し悪しはさておき、景色を見ていると突然、カチッとハマるような感覚を覚える時があります。
自分のなかで良いなと思う形が突然出てくるのが楽しくて、そんな発見があるのを期待して、カメラを持って散歩に出かけるのです。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
夏、どこまでも。
ここは伊豆白浜海岸です。
風がすごく吹いていて、カメラが砂まみれになってしまいます。
でも、とってもきれいな海と砂浜が、ずーっと広がっています。
海で写真を撮るのはオフシーズンが一番ですね。
人の少ない時期だけ、私はカメラを持って海辺に出掛けます。
のんびりと、ゆっくりと。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
出航、くじらのせなか
横浜港大さん橋国際客船ターミナルです。大きな客船が、ちょうど出航するところでした。
豪華客船世界一周、一度でいいからしてみたいです。朝目覚めたら違う国だなんて素敵ではないですか。
Leica M3 Summicron5cm/f2
2011/11/16
お台場
以前通っていた写真のワークショップでは、縦位置の写真はとても特別なときに限られていて、基本的には横位置で撮るように言われていました。
縦位置は難しいのです。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
あらかわ遊園
あらかわ遊園でのひとコマです。
気付いたのはすれ違ったときで、一瞬でした。
ほんの些細なことでも、愛を感じるような景色があると、私はただただ、いいなぁと思います。
自分が欲しいなと思う感情があって、そんなのないよと言う人達に、あるんだよってうまく伝えるために、写真がうまくなればいいなと思っています。
Leica M3 + Summicron 5cm/f2
大阪で通りすがりに見かけたギャラリースペース
まったく場所も時間も思い出せないのですけども、大阪のどこかで見かけたギャラリースペース、らしき場所です。
ほんとに通りすがりで、全然覚えてないです。
Leica M3 Summicron 5cm/f2
パンダ
南船橋駅前にいたパンダです。
このときのカメラはLeica M3 + Summicron 5cm/f2。
「ライカは小型で~」とは言うけれど、カメラとレンズだけで重さが1kg弱にもなってしまうんです。
それでも、普段から手にして持ち歩いていると、どんな些細なことでもすぐにレンズを向けられます。手放せません。
赤城高原牧場クローネンベルク
群馬の観光スポット「赤城高原牧場クローネンベルク」です。
この日はあいにくの天気ということもあって、静かに園内を散歩しました。
シンとしていて、霧が出ていて、人は少なくて、私はこういう雰囲気の場所が大好きです。
@leica M3 Summicron5cm/f2
所沢航空公園と正方形な二眼レフ
ここは所沢航空公園です。とても広い!散歩するにはもってこいな場所です。
そんなわけで、散歩するにはもってこいな二眼レフを持って行きました。
お辞儀をしてファインダーを覗き込む撮影スタイルはなんともゆったりしていて心地が良いです。
正方形で画面もゆったり切り取ってみました。
minolta AUTOCORD
お台場アクアシティー
LONGBOARD CAFE CALIFORNIA DRIVE。アボガドバーガーおいしかったなぁ。
店内の雰囲気も良いし、お台場の夕暮れも楽しめる、素敵なカフェですよ。
撮影はLeica M3 + summicron 5cm f2です。
粒子が荒いんですけど、XTOLを1:1希釈したらこうなってしまいました。でもこれはこれでいい感じ。
ゆっくりと、横浜
テレビをつければ大きな事件や事故のニュースばかりでストレスの貯まる一方、ただただ、ゆっくり落ち着きたいですね。
普段の撮影では50mmレンズ(ズミクロン)がほとんどですが、たまに90mm(エルマー)を使うこともあります。
この写真もそうです、90mm。
一眼レフでは200mmとか300mmとか当たり前のように使ったりしますけど、レンジファインダーだと90mmでも景色が大きく切り取られるなという感覚です。
重要文化財 旧朝倉家住宅
代官山に旧朝倉家住宅という家があります。
偉い人の大きなお屋敷で、情緒ある木造建築と庭園が特徴です。
部屋の中から見る庭がとても良いです。秋の紅葉などはさぞきれいでしょう。
さて、写真はなんでもない中庭の写真です。形が良かったので撮ってしまいました。
撮影に使った機材は
Leica M3,summicron 5cm f2です。
矢切の渡し
ここは柴又にある矢切の渡しです。男はつらいよにも登場しますね。
江戸川の対岸まで、片道100円で船に乗れます。江戸時代からあったたくさんの渡し船も、都内に残るのは唯一ここだけだとか。
手漕ぎの船に乗りこむと、風と川の水の音がとても心地良かったです。
写真の場所は千葉県松戸市側。のどかなところでした。
撮影に使った機材は
Leica M3,summicron 5cm f2です。
富士山山頂
もうずいぶんと前のことですけども、大学生活最後の夏休みに、知人2人と一緒に富士山の山頂へ日の出を見に行ったことがあります。
夜から登り始めて、日の出までに頂上を目指そうということになっていて、「なんで勢いだけで来ちゃたんだろう」と思いながら黙々と登り続けました。
あのとき夜中に見た満天の星空は、今でも忘れられません。なんてったって、リアルにセガトイズのホームスターですから。
日の出の時刻になると、空がうっすらと明るくなってきて、雲海からオレンジ色の太陽が姿を現しました。
カメラを交換しあって記念写真を撮っていたり、一人で膝を抱えて雲海を眺めていたり、富士山山頂の東側に集まった人たちは思々に日の出を喜んで、そしてバラバラに散って行きました。
このとき持っていったのはライカIIIf(+industar-22)とミノルタオートコード。
バルナックライカはシャッターダイヤルがシャッター幕と連動した回転式で、シャッターボタンから大きくハミ出た手袋がダイヤルを押さえつけていたためにシャッターが正常動作せず、結構な枚数をダメにしてしまいました。
お台場海浜公園
アクアシティーお台場あたりですね。
このあたりは遊びに行くにも写真を撮るにも良いところで、なんだかんだで足を運んでしまう場所です。
ゆりかもめのお台場海浜公園駅から船の科学館駅あたりまで、海辺を往復するとたくさんの写真が取れました。
撮影に使った機材は
Leica M3,summicron 5cm f2です。
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