2012/11/03
私の写真の原点
2012/10/13
それでもフィルムカメラを使う理由
2012/09/22
逆光でもカメラを向けて
Leica M3 Summicron 50/f2 |
逆光は難しくて、失敗写真を作るものだと、よく言われています。
何故なら、被写体が黒く潰れてしまうし、レンズに光が入ってハレーションを起こしてしまうし、影に露出を合わせると、コントラストが低くなってぼんやりとした写真になってしまうからです。
それに加えて、古いレンジファインダーカメラの場合は、シャッター幕に穴を開けてしまう恐れもあるのでやってはいけないのです。
けれども私は、いいなと思ったら、逆光でもシャッターを切っています。
みんなが太陽を見ていたら私も太陽を見ていたいし、見ていた景色をたくさんの人に伝えたいなと思っています。
技術的な○×でやめてしまうよりも、良いと思った心に従ってシャッターが切れたなら、その写真は本当の自分の写真になると思います。
技術的な○×でやめてしまうよりも、良いと思った心に従ってシャッターが切れたなら、その写真は本当の自分の写真になると思います。
2012/09/01
夏の匂いが遠く感じる
2012/08/11
愛のある世界で生きてみませんか?
Leica M3 + Jupiter 8 (50mm f2 0) |
私達の周りはこんなにも平和なのに、悲しいニュースばかり聞いて、醜い人間を描いたドラマばかり見て、何事にも憤って、疑り深くなって、悲観するようになって。
そんな風にしていると、世の中はとても歪んで見えてしまいます。
それでもそれが世の中なんだというのなら、もっと、すぐそばにある愛に気づいてみるのはどうでしょうか。
愛だなんて言葉がきな臭く感じてしまう世の中であっても、愛はすぐそこにあって、たくさんの人達はその中で暮らしています。
私たちは世の中を選ぶことができます。自分の見ている世界にフォーカスすることができるんです。
辛いことばかりにフォーカスを当てたら、世の中は悲しいことだらけ。
幸せなことにフォーカスを当てたら、世の中は優しい事だらけ。
どんな世の中が良いのか、どんな未来を見たいのか、見たい世界にフォーカスを当てたら良いんです。
そして写真も。人生も。
2012/07/15
シャッターを切った理由、写真を選んだ理由
Leica M3 Elmar 5cm/f3.5 |
一枚の写真が出来るまでには、見つける、撮る、現像する、選ぶ、といった様々な過程があります。
その中で、写真を撮ることと選ぶことは、どちらも取捨選択を行う工程になるのですが、どういう判断をするかは大きく異ります。
写真を撮るときには、良いな、キレイだなと思ったり、チャンスだと思った景色を切り取るのですが、写真を選ぶときには、ピントは合っているか、構図は美しいか、画面は強いか、テーマに添っているかなど、撮影時よりも冷静な見方で写真を見ていきます。
なので、いくら頑張って撮った写真でも、強くなければ捨ててしまいます。
シャッターを切る理由はそれはそれで必要で、けれども違う尺度で写真を選ぶ理由も存在して、それもそれで必要なのです。
2012/06/25
暗闇に光を見るということ
Leica M3 + Summicron 5cm/f2 ILFORD DELTA 400 |
写真を撮ることと憂鬱な気分になることは、相性が良いのではないかと私は思っています。
憂鬱になると自分自身との対話が増えてきますから、対人関係の中で無効化されていた心のセンサーに次々と電源が入っていくかのように思えるのです。
もしも鬱屈に満ちた日々を送っていたとしたら、自分自身の内面と良くアクセス出来る状態になっています。
だとしたら、カメラを持ち出して自分にこう問いかけるのです。
"何を憂鬱に思うのか、本当は、どうであって欲しいのか。"
そんな風に自分自身との対話を進めていくと、ぼんやりとした嫌な気分の在処と、望んでいる結果が、だんだんとはっきり見えてくるようになっていきます。
それを一枚撮り、また一枚撮りと心を形に表していけば、本当の自分の写真が撮れるのだと思います。
そうして36コマのネガを見た時、それまでの出来事を振り返った時、それまでの人生を振り返った時、そんな風に悩んでいたこともあったなと、優しい気持ちでいることができるのです。
2012/05/26
感情の入り口
2012/05/12
時代が写る
光の差し込み方からすると、もう秋は近そうな気もします。
写真には、二つ折りの携帯電話が写っています。
今はタッチパネル式のスマートフォンが主流ですので、もっと先の将来にこの写真を見たら、きっと古臭さや懐かしさといったものが感じられるようになるかもしれません。
今の時代を生きる人がこの写真を見た時には、「ケータイでコミュニケーションは近くて遠い」と思ったり、ある程度の人生経験があれば、「やっぱり若いころはシャイだよね」といったような解釈もすることができます。
それは、携帯電話が他者とのコミュニケーション手段に使われることを知っていて、問題を認識していたり、自分の人生の過去と結びついたりした結果、解釈できることなのです。
一枚の写真でも、人によって、時代によって、気分によって、嗜好によって、様々な要因で見方が変わるところが写真の魅力の一つだと思います。
2012/04/18
フィルムカメラを使い続ける、これからも。
2012/03/31
2012/03/02
休むも…
Leica M3 + Summicron 5cm f2 |
株式投資の格言に「休むも相場」という言葉があるそうです。
毎日売買を繰り返していると相場観が薄れてしまい、いつかやり方が通用しなくなって大きな損失を出してしまうので、一旦冷静になって相場を分析することが大切だとか。
たくさん数をこなすことも大切ですが、「撮っているのに手応えがない」といったように感じてきたら、たまにはカメラを置いて、いつも狙っている被写体や自分の撮影スタイルなどについて、距離をおいて、冷静に見つめ直すことも、大切になるのかもしれません。
2012/02/18
「見えてくる景色」とは
Leica IIIa + Elmar 5cm/f3.5
|
景色をただ眺めていると、時々、フレームが固まるような感覚を覚えることがあります。
それは不思議な感覚で、景色が変わるにつれて刺激の強弱が変化して、ある程度崩れてくると、何も感じられなくなってしまうのです。
私は感じ取れる感覚の信号を頼りに、シャッターボタンを押します。
ファインダーは覗いているのですが、目線を合わせただけで、あまり頼りにはしていません。
今日の写真はライカIIIaという’だいたいの目安程度’にしかならないファインダー付きカメラを使っていますが、ファインダー視野率とか倍率などの性能は、私にとって全く気になりません。
どんなにファインダーが良くても、どんなにファインダーが良くなくても、感じなくては写真を撮るに至りません。
写真は外を見ているようで、実際は自分の内面に絶えずアクセスしているのです。
シャッターを切る時、内面と現実が重なりあうのですから、それはとても不思議な感覚です。
2012/02/04
2012/01/09
未来は明るいに決まってる
影ばかり選んで歩まず、光のあるところを求めていきたいですね。
写真も人生も同じかもしれません。
光のないところでは、感度の高いフィルム、明るいレンズ、ストロボを使って、やっと浅い被写界深度と遅いシャッター速度が得られるだけ。暗くてピント合わせも難しくて、ブレないように息を潜めてシャッターを切ることになります。
でも明るいところなら、言うまでもなく、難しいことはありません。
難しい環境に生きるか、自由な環境に生きるか、私達は選ぶことができます。
どちらへ行くか決めて歩いていけば、その通りの結果を得ることが出来るのです。
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