2012/02/18

「見えてくる景色」とは

Leica IIIa + Elmar 5cm/f3.5

景色をただ眺めていると、時々、フレームが固まるような感覚を覚えることがあります。

それは不思議な感覚で、景色が変わるにつれて刺激の強弱が変化して、ある程度崩れてくると、何も感じられなくなってしまうのです。


私は感じ取れる感覚の信号を頼りに、シャッターボタンを押します。

ファインダーは覗いているのですが、目線を合わせただけで、あまり頼りにはしていません。

今日の写真はライカIIIaという’だいたいの目安程度’にしかならないファインダー付きカメラを使っていますが、ファインダー視野率とか倍率などの性能は、私にとって全く気になりません。

どんなにファインダーが良くても、どんなにファインダーが良くなくても、感じなくては写真を撮るに至りません。
写真は外を見ているようで、実際は自分の内面に絶えずアクセスしているのです。

シャッターを切る時、内面と現実が重なりあうのですから、それはとても不思議な感覚です。

2012/02/04

冬穏やかに

Leica M3 Summicron 5cm/f2

ブログには、思い出せる限りで場所も公開しています。

景色をフレームで切り取る力は大きいと思いました。ここお墓です。
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