2012/09/22

逆光でもカメラを向けて

Leica M3 Summicron 50/f2

逆光は難しくて、失敗写真を作るものだと、よく言われています。


何故なら、被写体が黒く潰れてしまうし、レンズに光が入ってハレーションを起こしてしまうし、影に露出を合わせると、コントラストが低くなってぼんやりとした写真になってしまうからです。

それに加えて、古いレンジファインダーカメラの場合は、シャッター幕に穴を開けてしまう恐れもあるのでやってはいけないのです。


けれども私は、いいなと思ったら、逆光でもシャッターを切っています。

みんなが太陽を見ていたら私も太陽を見ていたいし、見ていた景色をたくさんの人に伝えたいなと思っています。

技術的な○×でやめてしまうよりも、良いと思った心に従ってシャッターが切れたなら、その写真は本当の自分の写真になると思います。

2012/09/01

夏の匂いが遠く感じる

Leica M3 Summicron 5cm/f2

「夏休みは取ったの?」
「9月にはまとめて取るよ」

そう会話したのは、9月1日の今日でした。


人によって夏のイメージは様々ですが、私にとっての夏は、夕立と夕立上がりの外の匂いです。

ムッと立ち込める土の匂い、それと、昔は近所に製材所がありましたので、そちらの方へいくと、杉の木を切った新鮮な匂いがしてきたものです。

そんなことを思い出しながら散歩をしていると、西日の差す中に扇風機の置かれた製材所がありました。

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