2014/11/19

機材選択の問題は、あまりに小さい。

Leica M3, Summicron 5cm/f2, ilford delta 400

機材選択の問題は、あまりに小さい。

ただあまりに「問題」が小さすぎて、気持ちが溢れてしまう人が多いのも事実。



今回は機材についてあれこれ考えて時間を潰してしまったお話です。

私の使っているカメラは、1955年製のライカM3です。
ライカIIIbを買いにカメラ屋に行った際、試しに触らせてもらったM3の感触に惚れ込んで現金一括で購入したのが、最初に買ったM3。
これは後期型で、修理の折に初期型のものを追加で購入しました。それが、今使っているM3です。

M3以前は何を使っていたかというと、IIIfやIIIaといったバルナック型ライカでした。
これにエルマーの5cm/3.5を付けたのがポケットに入るほどコンパクトでお気に入りだったのですが、M3ではそうはいきません。
おまけに、M3のブライトフレームは枠が太く、枠の内側にフレーミングしてしまう癖が付いて腰の引けた写真を量産するようになっていました。


つまるところ、M3という完成されたカメラを手に入れたはずなのに、納得していなかったのです。

かといって、今からバルナック型ライカを買うことは考えていません。今は小型で高性能なレンズ交換式デジタルカメラが多く、経年劣化して精度の出ないカメラよりも優秀に仕事をしてくれると知っているからです。

こんなところでフィルムvsデジタルの話しかと、思うでしょうが、
結論は、どちらも買わないというものです。

どんな機材を使っても、眼は取り換えが聞きませんから、あまり変化がないと判断したためです。

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