Leica M3, Summicron 5cm/f2, ilford delta 400 |
最近はライカを、持ち出すことは少なく、
ただ持っているスマートフォンのカメラを使っています。
それで十分であったり、そちらの方が早かったりするから、慣れたら何も思うことはありません。
デジタルカメラの購入も考えましたが、フィルムカメラが廃れていくようにして、その延長線上にあるデジタルカメラも廃れていくように見えて、所有することにワクワクしなかったのです。
世間では、GoProはもう当たり前のように使われていて、
最近何かと話題になる「ドローン」は、自分の近くを飛んでセルフィーを手助けしてくれるようになったし、
まだ商用にはなっていないものの、ドローンがライトやストロボを積んで、自律飛行しながら最適なライティングをするシステムも構築されています。
一日中、一定時間ごとに撮影する小さなライフログカメラが登場し、
そして、GoogleGlassのようなデバイスの登場で、ただウィンクするだけで写真が撮れるようになります。
また、写真を撮らなくとも、インターネットにはありとあらゆる写真にアクセスが出来ます。
Google Photoにアップロードすれば、どんな傑作もディープラーニングの肥やしです。
箱を手に持つスタイル、上手く撮ってやろうというスタンスが、終わりを迎えつつあるのです。
カメラを持つとは、写真を撮るとは、一体全体、何なのでしょうか。